日本の若い歌手たちのポップスを聴いた後は
どうしても
国外のポップスを聴いて
口直しをしたくなる。
そりゃあ
なかなかうまいと感じるものもある
けれども
日本のすべては
ちょっと距離を取りながら見ると
病んでいるのがわかる
クリエイティヴとか
クリエイティヴィティとか
自己プレゼンだけはご立派だが
周囲や軽佻浮薄な時代の流れに左右され続ける感情を
じぶんのアイデンティティでござい
とするだけの現代日本人の
“くりえいてぃう゛ぃてぃ”
なんぞと
謳ってはばからない貧困精神は
ポップスなどには
見事に露呈する
そんな
先細りの寂しい音づくりに触れたわびしさを払拭したくなると
国外のエネルギッシュなものに
やはり触れたくなる
いったん
英語やフランス語やスペイン語のポップス界に入れば
無限といっていいほどの
分厚い
ゴージャスな音の快楽が沸騰している
あまりに多すぎるので
誰の曲や誰の声がいいかなど決めづらいが
エイヴァ・マックス(Ava Max)などは
どの曲でもピンと来る
見栄の張り方がこちらに合っているということだろうが
なにより
いまの日本っぽさがないのが
うれしい
エイヴァ・マックスなら
彼女を有名にしたSweet but Psychoを
まず優先すべきなのだろうが
個人的には
Kings and Queensを聴いたことで
エイヴァ・マックスを発見したものだった
彼女の歌うのは
基本的に
自分路線を生きようとする
女性のドスの効いたプロテスト・ソングであり
周囲の現代社会が窒息させようとしてくる「私の自分」を
なんとしてでも守ろう
とするサバイバル・ソングでもある
その点では
1960年代のカウンターカルチャー路線の
継承や復活かもしれない
英語圏のポップスというのは
じつは
わかりやすく伝わりやすい言葉での
倫理性や人生論の模索や追究の世界でもあるのだが
そういうところを真っ正面から主軸に据えたエイヴァ・マックスは
英語圏のポップス界の主流と目されるべき資格を
備えているかもしれない
・Kings and Queens
https://youtu.be/jH1RNk8954Q?
・Choose your fighter
https://youtu.be/cAbXAoKkoYY?
・Not your Barbie Girl
https://youtu.be/-Bkh6dtF0Is?
・Weapons
https://youtu.be/B1puTYd9IxE?
・So Am I
https://youtu.be/SxGLPVvNjvY?
・Who’s Laughing Now
https://youtu.be/89S-RbszwJE?
・Sweet but Psycho
https://youtu.be/WXBHCQYxwr0?
・OMG What’s Happening
https://youtu.be/hZ7Zw_ohxvU?
・My Head and My heart
https://youtu.be/w8mBplMtwJ8?
・Torn
https://youtu.be/wBmWvvTV0P4?
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