2024年2月13日火曜日

鹿の、静かな目にこんなにも見つめられて


 

 

海が

まるく

宙に浮いて

空が

はげしく

打ち寄せている

 

円がいくつも重なって

色を忘れた

時間の素と(名を忘れた)濃いみどりの葉が

っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっv」

 

考えの先に白く

船出

 

みずくい、の青、そんげんだら杣、るる、

月m津が灘得てくるから

だんだい、ポツッ

 

六月がもうひとり踊りしている。

眠りの底から順繰り浮き上がってくる固着青松がある。

 

ひったいの役柄を締めつける若い麻の

海松がはさはさと

呼んでいる、よ、

(なんという、ひさびさの、「、」の、復活、よ、)

 

記憶!

 

こころの、意、

あったか!

 

淋代の、峰の灯籠に住みついてひさしい

打ち寄せよ、

打ち寄せよ、

 

玉抱いて

 

碧の粋百の醸成図が精細に翻る、鹿の、静かな目に

こんなにも見つめられて

 

 



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