気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
すでに言葉が多すぎ
なにもかもが情報という名で等し並みにされる時代には
“それにもかかわらず”明晰であることが
おそらく
詩の最低条件であろう
そして詩は
さらに言葉を増やそうとすることではなく
むしろ
言葉をすこしでも消そうとすることかもしれないし
等し並みに情報と呼ばれる危険から
離れようとすることかもしれない
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