気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
もう秋分も近いというのに
暑さのやつ
忘れないでよね
というつもりなのか
また
豪勢に戻ってきて
ほかほかの肉まん生地みたいに
ぼくのからだを包んでいる
暑さ好きのぼくは
いやな顔ひとつしないで
包まれてやっているが
なんだか
うきうきしてきちゃったぞ
見わたす街の景観や
空や地面や
そこここの草や木なんか
ぜんぶひっくるめて
ぬくぬくのお風呂みたいに
感じてきちゃったぞ
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