気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
なにかをする場合に
つねに
主語が問題とされるように
なにかをしない場合にも
主語が問題とされるべきだろう
外国語でならあたりまえなのに
日本語では
主語が曖昧にされやすい
自然に起こることも
自然に起こらないことも
ひとの世にはないというのに
だれがやらないのか
だれが止めているのか
だれが妨げているのか
たとえば
地震後の能登の復興
ふつうの生活民の場に打ち込まれ続ける
弾薬やミサイルを止めること
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