気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
赤でもない赤がほの白い川を立ち上がり
歩行器がコンビニを今日もひとつ食い千切っていくから
あなたは短くなった鉛筆となった感情を油で揚げて
喜んでいるの? 薄い三重県人よ タイマーなんか頬張って
計るどの種類の時間? それとも
計らない樹命のちょっと魅力的なチューインガムの引き延ばしの
先っぽを摘まんで遠ざかっていく指先
とっくにあなたの腕も手のひらも離脱して花嫁の
空飛ぶ軽やかな翔りを我がものとした
指先
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