住まいの近くに
大きな神社がふたつもあるから
新年ともなれば
散歩がてら
人びとの行動観察がてら
毎日のように
それらの神社に行く
今年も
たいへんな人の数で
参拝のために並ぶ人たちの列は
元日も二日も三日も
数時間は並ぶというありさま
暖かめだったとはいえ
気温が10度や13度の中で
数時間も立って並ぶのは
身体によいわけがないし
せっかくの休みだというのに
看過できぬ時間の無駄になる
かわいそうだが
大きな神社に
新年から長々と並ぶ人たちに
望ましい幸せは来ない
来るわけがない
そこのところがわからないと
彼らに転機は来ないだろう
縁結びの神社もあるが
長時間列を作って待つというだけで
これまで良縁がなかったことを
天下に晒し続けることにもなるわけで
彼らの長い長い行列は
良縁に恵まれない人たちだけの
長い長い行列だということになる
そもそも
神社での参拝では
行列を作る必要がないことに
人びとは思いが到っていなさ過ぎる
神をどのようなものと心得ているのだろう
神殿に正面から向かわなくても
周囲のどこからでも通じることができるのだし
さらにいえば神社に物理的に行かなくても
どこからでも想念によって繋がることができる
そういうものを神と呼ぶわけで
特定の神社に物理的に行かないと通じ合えないのなら
それは神と呼ぶに値しない
いかなる場合も
どのような場所でも
神々の最高の神殿は太陽そのものであり
陽の出ている時に太陽に向かって
たとえば天照大御神を念じれば
これ以上の正しい参拝はあり得ない
家にあってこころ静かに
太陽のひかりを受けながら
生かしていただいて有難うございますと
ひたすら感謝礼拝だけをすれば
どんな神社に赴くよりも
心身ともに真の活力を受けられるだろう
時代が時代なので
最高位の創造神である天之御中主神にこそ
いまは祈るべしという意見もあるが
朝の太陽に向かって念じるのには
たしかに天之御中主神はふさわしく
とても心地よいのが実感できる
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