2025年1月5日日曜日

陽の出ている時に太陽に向かって

 

 

 

住まいの近くに

大きな神社がふたつもあるから

新年ともなれば

散歩がてら

人びとの行動観察がてら

毎日のように

それらの神社に行く

 

今年も

たいへんな人の数で

参拝のために並ぶ人たちの列は

元日も二日も三日も

数時間は並ぶというありさま

 

暖かめだったとはいえ

気温が10度や13度の中で

数時間も立って並ぶのは

身体によいわけがないし

せっかくの休みだというのに

看過できぬ時間の無駄になる

 

かわいそうだが

大きな神社に

新年から長々と並ぶ人たちに

望ましい幸せは来ない

来るわけがない

 

そこのところがわからないと

彼らに転機は来ないだろう

縁結びの神社もあるが

長時間列を作って待つというだけで

これまで良縁がなかったことを

天下に晒し続けることにもなるわけで

彼らの長い長い行列は

良縁に恵まれない人たちだけの

長い長い行列だということになる

 

そもそも

神社での参拝では

行列を作る必要がないことに

人びとは思いが到っていなさ過ぎる

神をどのようなものと心得ているのだろう

神殿に正面から向かわなくても

周囲のどこからでも通じることができるのだし

さらにいえば神社に物理的に行かなくても

どこからでも想念によって繋がることができる

そういうものを神と呼ぶわけで

特定の神社に物理的に行かないと通じ合えないのなら

それは神と呼ぶに値しない

 

いかなる場合も

どのような場所でも

神々の最高の神殿は太陽そのものであり

陽の出ている時に太陽に向かって

たとえば天照大御神を念じれば

これ以上の正しい参拝はあり得ない

家にあってこころ静かに

太陽のひかりを受けながら

生かしていただいて有難うございますと

ひたすら感謝礼拝だけをすれば

どんな神社に赴くよりも

心身ともに真の活力を受けられるだろう

 

時代が時代なので

最高位の創造神である天之御中主神にこそ

いまは祈るべしという意見もあるが

朝の太陽に向かって念じるのには

たしかに天之御中主神はふさわしく

とても心地よいのが実感できる

 

 

 



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