捨てていくしかない親…
というものも
ある
親はやはり親だから…
親はだいじだから…
そう言い張る人に
押しつけてみたことがあった
あの親…
なにかの
あつまりの時に
いつものように
自分の生まれ育ちをほこり
自分の父がどれだけ大物だったか
どれだけ甲斐性ある放蕩者だったか
自慢をつらね
相手を世間を蔑視し
もちろん「今どきの…」を連発し
最近の旅行の詳細を語り
子供を愚弄し
その他どうやら
いろいろ…
あんなに言い張っていた人は
もう
なにも言わなくなり
親称揚の一般論もひっこめ
話をむけると
「まぁ、あれはちょっと…」と
逸らすようになった
「どうです?
つぎの生まれかわりの際にでも、
ご自分の親として、いかが?」
そういうと
「洒落にならない、
ってんだよね。
そういうの…」
と言って
黙り
「いや、ほんとに。私なら殺しちゃうと思う。
あんなのが
よく生きてるよねえ…」
と
ぽつり
一般論で
済まないことが
世の中
いっぱいあるっていうことで
〆ておきますか?
とりあえず…
0 件のコメント:
コメントを投稿