(…夢のなかで
(アリランが響いてきたのだった
(まるで人のように
(アリランがわたくしに呟き
(変奏を書いてほしいと
(頼んできたのだった…
アリラン
アリラン
アラリヨ
アリラン峠を越えてゆけ
わたしを捨てて
行け きみよ
一里も多く
すこやかに
アリラン
アリラン
アラリヨ
アリラン峠を越えてゆけ
ひろい夜空に
星多く
わたしのたつきに
星多く
アリラン
アリラン
アラリヨ
アリラン峠を越えてゆけ
絹のぼんぼり
灯をともせ
都へむかう
よろこびに
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