駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2016年2月28日日曜日
亡霊
たくさんの人に会って
会わざるをえなくて
飲んだり食べたり歩いたり座ったり
頭を使ったり笑ったり
話を聞いたり
聞くふりをしたり
そんな日も過ぎて
どんどん遠ざかっていくと
きっと
じぶんは亡霊のようだったのだな
と思う
それとも
ああした時間と空間こそが
亡霊だったのか
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