今年の夏も
まるで
夏のようだったと
さびしく思う
季節に飽きる
春夏秋冬
なんて
あゝ
くだらない
かといって
この枠組みから
巧みにすり抜けようとするにも
どこまでも
春夏秋冬をベースにした発想ばかりで
わびしい
そんなことを思いながら
高層のヴェランダに寄りかかると
夜の暑さが
腕の肌に
まだ始まるなにかが
あるかのように纏いつく
恋のようだ
海王星では
まだ
恋に落ちたことがない
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