駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2016年12月29日木曜日
まるで蚕のように
セルバンテスも
ろくに読んでいないで…と
よく思う
知ったふうなことを
よく言うよな
って
『やきもちやきのエストレマドゥーラ人』
なんて
読んでいないだろう、
きみ?
「わたしはまるで蚕のように
「みずから
「自分の死ぬ家を
「こしらえていたのです
たいていの
人間のやっていることなんて
これじゃないか
まるで蚕のように…
まるで蚕のように…
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