わたしの未来がしずかに階段をのぼる
エミリ・ディキンスン
職場のビルのなかで
荷物を抱えながら
あたふたと
階段を上り下りするとき
ふと頭から足先まで
ゾォッと空洞になって
このまゝなんとか
やっていけるのかな
なんて空虚なんだろう
わたし、危ない…
と電気が走るように
思ったけれど
あのひとと一緒だから
なんとかなるかな
支えられてるのかな
そう思い直して
他の人たちに混じり
電流の向きが戻るように
また気分は直っていく
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