2020年11月1日日曜日

令和に入ってからの最大の驚き

 

サルトル『嘔吐』原文を

ながながと時間をかけながら

ヨーロッパ留学経験があったり

彼の地に留まって演奏活動をしてきた

音楽家たちと読んでいて

そろそろ終わりに差しかかっている

 

文壇を支配していたサルトルに抵抗して

「タルトルの糞野郎め」呼ばわりした

いまではサルトルを遙かに凌駕する

20世紀フランスの巨大作家セリーヌに

ちょっと言及する機会があった

 

セリーヌの影響を受けた作家として

中上健次の名もネットに出てきて

あ、誰? この人? 聞いたこともない!

という全員の反応に遭遇したのが

地味なようでいながら令和に

入ってからの最大の驚きとなった




0 件のコメント:

コメントを投稿