気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
しずけさや
清浄さや
底知れない闇の奥での
ようやく
なにか大事なものと出会えそうな感じや
あるいは
薄い靄が流れていく山路で
人生で出会ったこともないような
とほうもなく淡いなにかを
ふいに掴んだかのような感じや
そんなものばかり
書かれても
最後にはやっぱり
飽きて来ちゃうんだよね
という
ぶあつい詩集も
あったな
ぜんぶ読んだけれど
もう
すっかり忘れてしまった
すっかり忘れてしまったけれど
もう一度
読み直そうとは
思わないな
開いてみようとさえ
思わない
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