気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
そう、われら
どこにいても一時預けの荷物
どんな住処も仮設のキャンプ
どう活動しようが束の間の宴
憩うていても一時預けの荷物
墓地のカロートでも一時預け
佐藤佐太郎
灯の暗き昼のホテルに憩ひゐる一時あづけの荷物のごとく
『天眼』、昭和五十三年
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