ものを書くのはむずかしいし
今のわたしのように
書く必要も使う必要もない自由詩形式で書くのは
さらにむずかしい
むずかしいのに
自由詩形式を使って
ことば並べをしてみようとし続けるのは
これは
自由詩形式に誘惑されてのこと
酒好き女好きのひとが紅灯に誘われて
あやしいあたりにふらふら
引き寄せられていくようなもの
この行で13行目だが
いつもながらに
第1行目からじつはなにも考えずに
ことば並べをはじめている
書くべき内容というものを持ちあわせていないし
書くべき必要のあることもないから
10何行も20何行も書き続けられるはずがないのだが
書けちゃうんだな
これが
(で、今、22行目)
ただ
ことば並べをはじめて
ひどく心を満たしてくるのは
どう改行するか
どういう漢字仮名まじりにこしらえるか
などといったこと
7行目や16行目や24行目に使った
ことば並べ
という表現も
言葉並べ
言葉ならべ
ことばならべ
などと
いちおうは何度も打ってみてから
今回は
ことば並べ
で行くか
と決めていく
いつもこの表記に決めているわけでもないし
わざと漢字を多くする時もあるし
まあ
いろいろ
この
いろいろ
も
なにかと使いがちになるけれど
もちろん
内心忸怩たるものがある
忸怩
忸怩
忸怩
である
でも
いろいろ
っていうのは
なんせ
短くていい
こまかく書き連ねて見せるのも
やはりわざとらしくて
さっぱり感を
あまりに損なう
小中学生のころ
作文のときなどに
わざと
色色
色々
と漢字で書いていたが
未熟者にかぎって
漢字ばかりを使おうとしたがる
いろいろ
と書くようになった今
じゃあ
もう
未熟者ではないか
と言えば
あやしいね
いろいろあやしい
人生の未熟者
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