にっぽんの詩はウザい
現代詩ってのはどうしようもなかったし
いまの詩ってのも
ウザくて
ダサい
って
本気で思ってるのも
ぼくには
ジャック・プレヴェールの詩があるから
プレヴェール
読んでいなくて
詩人ぶってるの?
あなた?
そう言ってやりたい人が
ごっそごっそ
ウザくて
ダサい
あの界隈
『ことば』なんて
(高畑勲さん訳なら『ことばたち』)
定番から入るんじゃなくって
『Histoires』(1963)のほうが
お勧めかな
残念ながら
いい線行きはじめてきたけど
日本語訳たち
リチャード・ブローティガンの訳の
もっとむこうに
行かないと
行かないと
まだまだ硬い
「僕」じゃだめなんだ
「ぼく」じゃないと
「おいら」とか
「あっち」とか
「わて」とか
そんなんでも
いいんじゃないか?
と思うぐらい
そうそう
『Histoires』には
こんな詩が
たくさん
たくさん
ぼくのちっちゃな雌ライオンちゃん
ぼくのちっちゃな雌ライオンちゃん
爪たてられるの やだったから ぼく
キリスト教徒たちに渡しちゃったね
とはいえ きみを好きだったよ
ゆるしてほしいな ぼくのこと
ぼくのちっちゃな雌ライオンちゃん
*Jacques Prévert Histoires (Gallimard, 1963)
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