2024年1月10日水曜日

四方拝の儀や歳旦祭の後で

 

 

2024年は

はじまりから

炎を見せつけられている

 

乾燥した寒い冬場

もちろん

火災は多くなる

 

冬の火災を特別視し過ぎて

運気の流れを云々したりするのは

大げさ過ぎる

 

しかし

だれもが写真や動画でニュースに触れる

この現代で

あえて新年から

目を惹くかたちで

炎ばかり見せられ続ける

というのは

これから起こっていくことへの

こころの準備をせよ

と捉えておくほうがいい

 

1日に能登半島地震による大火

2日に羽田国際空港での飛行機事故による炎

3日から4日にかけて北九州市小倉の飲食店街の火災(42時間燃え続けた)

8日に旧田中角栄邸全焼

 

これらは

あえて

多くのひとの目に触れるよう

起こされた

炎の演出として

見ておく必要がある

 

2日に京都市東山区高台寺近くの

二年坂沿道の飲食店「清水二年坂 石畳」で起きた小さな火事などは

ふつうの火事

ということで無視してもいいだろうし

9日に板橋区蓮根の薬品工場・王子化学研究所で起きた火災なども

ふつうの火事のうちに

見ておけばいいだろう

 

三が日のあいだの

能登半島地震による大火

羽田空港での飛行機事故による炎

北九州市小倉の飲食店街の火災などこそが

重要で

これは天皇による新年の儀式が

功を奏すさなかったことを

はっきりと示している

 

天皇の年末年始は忙しい

 

大晦日には

大祓の儀がある

皇族と国民のためのお祓いの儀式で

皇居内の宮中三殿に付属する神嘉殿の前庭で行なわれる

戸外の真冬の寒さのなかで

近年は秋篠宮が皇族代表として参列している

 

それが済むと

皇居・宮殿竹の間で

天皇の穢れを祓い清める儀式の「節折(よおり)の儀」に臨む

小直衣を着た天皇の体に

小竹の枝をあてて背丈や手足の長さを測るもので

「よおり」の「よ」は竹の節のこと

背丈などを測った枝を折るので

「節折」という

 

元日になると

夜明け前から新年の儀式が始まる

午前4時に天皇は御所で沐浴潔斎し身を清める

モーニングコート着用の天皇は

宮中三殿に向かい

綾綺殿で

天皇のみ身に着ける束帯「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」を身につけ

立纓(りゅうえい)の冠を被り

笏(しゃく)を持つ

そうして

国の安寧をお祈りする祭祀「四方拝の儀」に移る

これは

天皇自身が行うもので

代拝はない

 

「四方拝の儀」の後

もうひとつ

小祭だが

年始を祝う「歳旦祭」が行なわれる

 

元旦の5時半から

宮中三殿で掌典長が主宰し

祝詞をあげ

「黄櫨染御袍」を着た天皇が拝礼し

続いて

「黄丹袍」を着た皇太子が拝礼する

 

今回の令和6年能登半島地震は

この「四方拝の儀」の行なわれた後の

当日に発生し

神道の国家鎮護と国民の安全を司る最高儀式の力の崩壊を

少なくとも

衰えや

不足を

見せつけたことを示す

天皇は

日本人の集合的無意識領域を司る最高祭祀者なので

今年のはじまりにあたって発生した地震被害は

日本人の集合意識の崩壊を

はっきりと示すものと見る必要がある

 

畏まって

大真面目に

行なわれ続けてきている

日本の中軸で行なわれる儀式の効果など

もちろん

現代の民衆はまじめには受け取らない

 

しかし

まさにこれらの儀式の行なわれた当日に

大災害と炎を見せつけ

さらに翌日も

世界との繋がりを物理的に示す羽田国際空港で

大きな炎の光景を見せつけ

それらの災いが落ち着いてきた頃に

戦後の隆盛期を象徴する旧田中角栄邸の焼失を見せつけてきたのが

2024年の年魂である

とは

しっかり受けとめておいたほうがいい

 

第二次大戦後に立ち直り

繁栄を極めた戦後の日本の完全崩壊が

さまざまな領域で

はっきりと加速していくのが

ご丁寧にも

ご親切にも

年初から予告されたのである

 

 





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