2026年7月5日日曜日

堀敬一氏の「スピリチュアル」な経験


 

ルールに基づく金融政策とは、中央銀行が民間に対して

あらかじめアナウンスした方法に基づく政策のことである。

したがって民間は、中央銀行が行う制作によって

どのような経済現象が実現されるかを正確に予測することが可能である。

  二神孝一・堀敬一『マクロ経済学 第3版』(有斐閣、2025)、

  p349. 13.3 動学的不整合性

  

 

 

一日の頭の使い方のうち

かなりの大部を占めているのは

じつは

国際経済と

そこに繋がる日本経済(御覧のようにほぼ破綻している)

なのだが

経済学を専門に学んだ学徒ではなかったので

思考の要所要所で

適確な用語や概念が用いられず

曖昧な霧の中で正しい方向へ思考を向けられずに

もどかしい思いをすることも多い

 

思い切って

マクロ経済学の教科書を学び直そうと考え

評価の高かった

二神孝一・堀敬一の『マクロ経済学 第2版』(有斐閣、2017

を読もうと思ったら

もう中古でしか入手しづらくなっていた

 

しかし

同じ著者の『マクロ経済学 第3版』(有斐閣、2025)が見つかったので

さっそく入手してみた

同じ本の新版なのだから

はじめからこれに決めればよかったのだが

装幀がずいぶん異なっていたので

すこし戸惑った

 

「はしがき」を読むと

大阪大学名誉教授だった著者の二神孝一氏は2023年に亡くなり

3版については

共著者だった関西学院大学教授の堀敬一氏がひとりで作り直したらしい

もともとふたりで「二人三脚」的に作り上げたテキストだったので

ひとりで改訂作業をするのは不可能と思えた

と書いてあった

 

ところが

マクロ経済学の教科書らしくない内容が

堀敬一氏によるこの「はしがき」には書いてあって

興味を惹かれた

 

二神氏が逝去された後、第3版の改訂が可能かどうか思案する日々が続いた。文字通り「二人三脚」で作成した教科書だけに、一人で改訂作業を進めることは不可能に思えたからである。しかし、ここでは詳しく書かないが、私にとって初めてというくらいの「スピリチュアル」な経験をしたこともあり、「ここで止めるわけにはいかない」と腹を括って改訂作業に取りかかることにした。

 

亡くなった二神孝一氏がでてきて

ぜひとも第3版を作ってくれ

と頼みでもしたのか?

それとも経済学の神がじかに降臨して

堀敬一氏を励ましたのか?

 

くわしくはわからないが

日本経済が完全な崩壊と溶解に進んでいる今

こんな「スピリチュアル」な後押しで成ったマクロ経済学の本を学ぶのも

偶然ではなく

なんとも「スピリチュアル」な椿事とも事態とも言える

 

 


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