行くところがわからないほど
崇麗なものはないだろう
すべて偶然の神託によるべきだ
ゴマと火と塩とヴィーナスの
先見にたよるばかりだ
西脇順三郎 『生物の夏』in『禮記』
まったく暇のない生活を送り続けているが
用事を前後させられる時には
14時間から16時間眠り続ける
そのぐらい眠ってはじめて
物質と神経電流と精神+霊という幻影とが絡みあった現象界を
ちょっとは生きる気になる
この現象界のなににも共感せず
これが価値あれが価値それが価値価値価値価値と
まくし立て続ける無数の口たちの動きを
フジツボの開き閉じ運動のように眺め続けていると
悪く言えば地球の観察と評価のためだけに来た宇宙人のまなざしで
良く言えばその昔の懐かしい博物学者の慈愛溢れる好奇心のまなざしで
もうかなり見飽きたこの現象界の出し物の連続に
まだまだつき合っていかねばならないのかな
まだまだつき合っていく気力を保っていけるかな
とどうしても思ってしまうが
太宰治がどこかで書いていたように
人生とは見飽きた映画をなお見続ける勇気のこと
などとふいに弱気な感慨に陥ってしまわないでもない
フランスのジロンド県の大火事もスペインの火事も
スラブ人弱体化のためのあいかわらずのウクライナ+ロシアの
澱んだ泥沼でのちびちびした殺しあいも
そうして儲けのためにアメリカとイスラエルが仕組んだイラン虐めも
そればかりか経歴詐称の女王高市早苗のトカゲっぷりも
もちろん世界が忘れかけているエプスタインの超巨大事件の裏の裏も
SNSが怒濤の情報を吐き続ける現代にあっては
できるだけ広く全部を見続けていて
ほぼ網羅できているとは思っているが
それらをいくら見続けいくら深層情報を仕入れたところで
もはや人類に価値があるとは思えないし
地球や人類や魂を救おうとも思えないのは
ま、これこそ真の覚醒への当然の流れとでもいうことかな?
と思えて微笑ましくさえある
人類の暗部・醜さ・どうしようもなさ・不条理さを見続けてはや幾十数年
そろそろ還ってきてもいいというのにあんたも好きねえと
わが友イエス・キリストやブッダやクリシュナや
マハヴィーラや老子や荘子や
その他もろもろの覚者や賢者や妖精たちや地球外理性たちが
けっこう呆れてツンツンと肩や背やおでこを突いてくるけれど
おおわが最大の友にして導き手の"不条理なる運命のデタラメぶり"が
もっと面白いものを繰り出して見せてやるから
祇園祭の特等の見物席に座っているつもりで見続けていておくれよ
ちょっとは暑く熱くなったり火の粉が飛んできたりする時もあろうが
ヨハネの黙示録にも負けない極上のどんちゃん騒ぎを
最後の最後までとくとご覧じろと
どうしてどうしてなかなか引き留めの手を緩めてはくれないのさ