フランスで騒乱が続いている
マスメディアでは
高校生たちが
学校での教育条件の悪さに対して抗議している
と報じている
報じたがっている
しかし
XやYouTubeにアップされた映像を
いろいろと見てみると
路上に出て騒いでいるのは
高校生だけでなく
黒づくめのアンティファたちのような姿も目に付く
フランス全土で
騒乱がいっせいに起こっているのも
これまで各国で起こった騒乱を思い出させる
夏にモロッコからスペイン領セウタに流入した不法移民のことも
思い出させる
単に高校生たちだけが起こした騒乱ではない
と見ておくのが
やはり正しいのではないかと思われる
ともあれ
世界中のニュースは大騒ぎだし
SNSでもたいへんな騒ぎになっている
ここでひとつ
怪談じみた話をしておこう
ようやく
秋も深まってきての
怪談である
フランスのこの騒乱について
マスメディアより詳しく報じているSNSやYouTubeを選んで
私なりに編集して
フランス語を学んでいたり
フランスに興味のある何人かに
送ってみた
結果は
みごとに無反応だった
パリの街角情報や
グルメ情報や
観光情報などには
なにかしら
反応してくる人たちなのに
フランス全土を揺るがすような騒乱沙汰には
いっさいの無反応
そんなことは起こっていない
とでも
いうように
ピクリとも反応しない
こうした無反応は
これまでのフランスでの騒乱の際にも
同じだったし
なんらかの政治的問題の際にも
同じだった
フランスが好きだとか
フランスに興味があるとか
だから
フランス語を勉強し始めた
という
日本人のほとんどが
観光や
グルメや
ファッション以外には
フランスについて
いっさい無反応になるのだ
とりわけ
社会問題のこととなると
驚きを通り越して
恐ろしいまでに
不感症のようになってしまう
怪談
というのは
フランスに興味があって
フランス語もちょっと勉強している日本人の
この無反応さの
あまりの異常さや異様さの
ことである
フランスで起こっている
高校生たちの反乱や
それを裏で動かした組織的な勢力よりも
はるかに
日本人の無反応さのほうが
私には恐い
今に始まったことではない
やさしい
善良な
ごくふつうの日本人たちは
ガザでの虐殺にも無反応だったし
裏の闇の巨大すぎるウクライナ問題にも無反応だったし
諸国で起こる天候異常による災害にもほぼ無反応だし
国内のさまざまな災害にも
自分が当事者にならないかぎりは
まず
無反応である
これ以上の怪談が
ほかに
あるだろうか
フランスで騒ぎ
建物を壊したり焼いたり
車やバスや消防車を焼いている
高校生やアンティファが異常だとか
それらを間違って解釈したり
わざとねじ曲げて解釈したりしている評者たちが異常だとか
思われるかもしれないが
現に迫ってきている危機や変化に
とにかくも過敏に対応するフランスのほうが
あらゆることに無反応なまますべてを済ましていき
また済まされてもいくであろう日本人よりも
よほど正常な気がしてならない