2026年10月4日日曜日

秋も深まってきての怪談


 

 

フランスで騒乱が続いている

マスメディアでは

高校生たちが

学校での教育条件の悪さに対して抗議している

と報じている

報じたがっている

 

しかし

XやYouTubeにアップされた映像を

いろいろと見てみると

路上に出て騒いでいるのは

高校生だけでなく

黒づくめのアンティファたちのような姿も目に付く

 

フランス全土で

騒乱がいっせいに起こっているのも

これまで各国で起こった騒乱を思い出させる

夏にモロッコからスペイン領セウタに流入した不法移民のことも

思い出させる

 

単に高校生たちだけが起こした騒乱ではない

と見ておくのが

やはり正しいのではないかと思われる

 

ともあれ

世界中のニュースは大騒ぎだし

SNSでもたいへんな騒ぎになっている

 

ここでひとつ

怪談じみた話をしておこう

ようやく

秋も深まってきての

怪談である

 

フランスのこの騒乱について

マスメディアより詳しく報じているSNSやYouTubeを選んで

私なりに編集して

フランス語を学んでいたり

フランスに興味のある何人かに

送ってみた

 

結果は

みごとに無反応だった

 

パリの街角情報や

グルメ情報や

観光情報などには

なにかしら

反応してくる人たちなのに

フランス全土を揺るがすような騒乱沙汰には

いっさいの無反応

 

そんなことは起こっていない

とでも

いうように

ピクリとも反応しない

 

こうした無反応は

これまでのフランスでの騒乱の際にも

同じだったし

なんらかの政治的問題の際にも

同じだった

 

フランスが好きだとか

フランスに興味があるとか

だから

フランス語を勉強し始めた

という

日本人のほとんどが

観光や

グルメや

ファッション以外には

フランスについて

いっさい無反応になるのだ

 

とりわけ

社会問題のこととなると

驚きを通り越して

恐ろしいまでに

不感症のようになってしまう

 

怪談

というのは

フランスに興味があって

フランス語もちょっと勉強している日本人の

この無反応さの

あまりの異常さや異様さの

ことである

 

フランスで起こっている

高校生たちの反乱や

それを裏で動かした組織的な勢力よりも

はるかに

日本人の無反応さのほうが

私には恐い

 

今に始まったことではない

 

やさしい

善良な

ごくふつうの日本人たちは

ガザでの虐殺にも無反応だったし

裏の闇の巨大すぎるウクライナ問題にも無反応だったし

諸国で起こる天候異常による災害にもほぼ無反応だし

国内のさまざまな災害にも

自分が当事者にならないかぎりは

まず

無反応である

 

これ以上の怪談が

ほかに

あるだろうか

 

フランスで騒ぎ

建物を壊したり焼いたり

車やバスや消防車を焼いている

高校生やアンティファが異常だとか

それらを間違って解釈したり

わざとねじ曲げて解釈したりしている評者たちが異常だとか

思われるかもしれないが

現に迫ってきている危機や変化に

とにかくも過敏に対応するフランスのほうが

あらゆることに無反応なまますべてを済ましていき

また済まされてもいくであろう日本人よりも

よほど正常な気がしてならない

 



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