8月7日は
はやくも立秋だった
暦で決まっているものに
はやいも
遅いもないのだが
まだまだ暑さの盛りが続き
世間でも
暑い暑いと
口癖のように
くり返しているところへ
立秋
という字を
カレンダーに見ると
やはり
「はやくも」
という思いが立つ
夕暮れ
買い物に出て
整備された小公園の道を
西にむかって歩いていると
味のある雲が
いくつか
西空に浮いていた
繊維の細かい金属タワシを
やわらかく
ほぐし気味にして
いくつか
天に放り上げたようで
尨犬の子のような
まるまるとした
かわいさがあった
歩いていく小道の
両脇からは
まだ緑色の鮮やかなカエデが
行くひとの上に被さってきていて
このカエデの葉々の隙に
暗くなっていきかけている西空や
ほぐした金属タワシのような
雲のいくつかが
いっしょに見えているのが
格別の趣を
醸し出していて
思いもしなかったところで
美しい秋のはじまりに出会えたと
嬉しかった
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