2021年10月19日火曜日

を!


 

茂吉の歌を若いひとたちに教えていて

 

あららぎのくれなゐの実の結ぶとき浄けき秋のこころにぞ入る

 

の

くれなゐの

ゐ

に

ふと

立ち止まる

 

い

ではなくて

ゐ

 

ちゃんと

発音しないまでも

い

とは違う音だったはずの

ゐ

と

思ってくれるかな

と

思う

 

小さかった頃

を

の発音は

お

ではないと大人たちから教わって

注意して

を

を

と発音しようとした

 

うお

を

同時にはやく発音するような努力を

小学校のはじめの頃まで

やっていた

 

いまでも

を

は

お

とは発音しない

微妙に

違う音で言っている

 

お

と言ってしまっても

いいようだが

もう

を

を見た際には

お

とは言えない口になっている

頭になっている

 

を

を

を

 

ヘンな音を出すんだな

と

思い続けていた

幼稚園前

幼稚園頃

 

秋の野に遊びに出る時にも

ひとりで

を!

を!

を!

と

よく口をとんがらがして

発音していた





0 件のコメント: