フォーク・クルセダーズの
というより
北山修と加藤和彦の
『あの素晴らしい愛をもう一度』を
なんとブラザーズ・フォアがカヴァーしていた
https://www.youtube.com/watch?
これに
すこし驚きつつ
1971年の
発表当時のライヴを聴き直したりする
加藤和彦のギターが
繊細で
しかるべきところで強く
自在に踊る
https://www.youtube.com/watch?
三番目にあたるのか
広い荒野にぽつんといるようで
涙が知らずにあふれてくるのさ
という歌詞に
この頃
惹かれるようになった
日本の詩は
1970年代には
フォークソングと歌謡曲とに
住み処をすっかり移してしまったが
あの素晴らしい愛をもう一度
あの素晴らしい愛をもう一度
というくり返しには
1971年の
詩の最大の達成があった
こう書き直したら
もっと
はっきりする
あの
素晴らしい愛を
もう一度
あの
素晴らしい愛を
もう一度
YouTubeには
1970年代の京都の風景を
『あの素晴らしい愛をもう一度』に付けて
出している人がいる
https://www.youtube.com/watch?
味があって
これがとてもいい
学生運動で大学が焼かれている映像もあるが
当時のテレビニュースでは
よく放映されていた
お馴染みの光景でもある
あの頃
わたしは子どもで
時代にまったく参加していなかった
上の世代や
上の上の世代を
ただ見ていただけだった
たぶん
ろくに見てさえいなかった
わたしはいまも
時代にまったく参加していない
むかし見ていた
上の世代や
上の上の世代は
死に絶えつつあって
下の世代や
下の下の世代や
下の下の下の世代は
どうやら
生きていながら
死んでいるように
見える
広い荒野にぽつんといるようで
と言葉にしてみたい気持ちが
この頃
よくわかる
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