気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
見えない水面に
やわらかく出来てくる皮膜
言葉の湯葉を
やはり見えない指で
掬い続ける遊び
夜が明けても
暮れがたも
破れないように
縒れないように
(誰の指?)
見えない指で
浮いて
いる
見えない水面を
さざ波立てさえせずに
掬う遊び
移植手術にていねいに使う
特別の極薄の
人工粘膜のように
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