問題となった
ゼレンスキーとトランプの会談の前に
国際政治の場だというのに
ゼレンスキーがスーツを着て来なかったことについて
批判というか
いたぶりが出たことは
最高に面白かったし
考えさせられた
ゼレンスキー擁護派は
ウクライナが戦時にあるので
スーツは着ないのだ
と弁護する
第二次大戦中のチャーチルも
軍服で通した
と雑学を持ち出す者もいる
他方
戦時にあっても
プーチンはスーツ姿だと
ゼレンスキー憎悪派は
持ち出してくる
外交において
スーツを着なかった人としては
チェ・ゲバラが思い出されるが
カリスマ性とスター性という点で格段の差があるゲバラを
ゼレンスキーごときと比べては
ゲバラに申し訳ない
本当の軍人だったド・ゴールを持ち出すのも
やはり
ド・ゴールに失礼だろう
スーツは
なんといっても
ヨーロッパ優位の思考から来るので
ゼレンスキーが拒むのは
アジア人としては小気味よいところがある
かといって
いまのゼレンスキーが来ているような
パジャマやジャージっぽい
というか
ユニクロや無印がお得意とするような
やわらかピッタリ素材のトレーナーふうの服も
やはり欧米風味なので
「欧米かっ?」
とオヤジギャクを洩らしたくなる
スーツを着ないのなら
民族衣装を着ればいいのだし
ウクライナの民族衣装は
女性用のものは
きれいでかわいいのがいっぱいあるだけでなく
男性用のものも
なかなか立派で引き立つ
それをアレンジして着てくればいいのに
それができないところが
ロシア語で生きてきたユダヤ人の彼にはある
スーツを着ないのは勝手だが
ジャケットぐらい着ないと
日本のフランスレストランにも入店できないし
相手方がよく思わないのは
もちろんわきまえておかないといけない
オスカー・ワイルドは
「人を外見で判断しないのは愚か者である」
とアイロニーに満ちた警句を放ったが
「人を外見で判断してはいけません」的な理想的人間観などは
いまだに地球上では根を下ろしてはいないので
性悪説にしっかり根ざして
馬鹿や意地悪や悪党のたむろするアメリカなどには
やはりスーツを着て行ったほうが身のためである
「欧米かっ?」の最たるものであるスーツを
わたしは嫌悪し馬鹿にしていて
アホラシ!アホラシ!アホラシ!アホラシ!アホラシ!のn乗分を
つねに思っているが
それでも職場ではつねにスーツで
労働争議の団体交渉などでもスーツであった
理由は簡単で
スーツさえ着ていれば
後は才気煥発に批難を繰り出してディベートすれば
優位に立てるからである
社会ではスーツは制服であり軍服であって
最近はそれが崩れてきているとはいえ
日本のような旧式を尊ぶ腐敗した沼水社会では
スーツの威力は無視できない
わたしの属した労働組合の委員長は
左翼中の左翼で
この男と長くつき合うことで
わたしは左翼のどうしようもなさを実地で学ぶとともに
もともと何の親近感も持っていなかった右翼や保守を装うことを身
左翼に対してつねにいたぶりをかける術を身につけた
なにかというと
「ミシマ先生が命を賭しておっしゃっていたことは云々」と呟き
11月になると
「ミシマ先生の憂国忌が近づいてきましたな」
などと洩らすと
日本のダメ左翼連中は黙るのである
わたしの場合は18世紀啓蒙主義のほうが身に添うし
フランス革命期の超過激派のジャコバン派を日本に根付かせたい
としか政治的には思っておらず
ジャコバン派から見て日本の左翼など粛清すべし
と断じているので
三島由紀夫の自殺になんの価値も見出さないし
いろいろと情報を錯綜させて混線してしまった末の
思念的エロスに惑溺してしまった思想整理不能に陥った病人
としか彼を思えず
もっと簡単に言えば
馬鹿ではなかろうか?
としか思わないが
(とはいえ愚劣な日本にあってはいつもミシマは使いようがある)
わざと右翼を装って
左翼や左翼っぽい連中には
「ミシマ先生が……」と言ってやるのである
スーツを着ていないことを
チクリとやられたゼレンスキーは
本当なら
どうして国際政治の場で西洋着のスーツがプロトコルなのか?
と本質論を問えばよかったのだが
西洋そのもののNATOに色目を使う必要上
こうした反撃はできなかった
ウクライナは西洋ではないというのに
西洋に媚を売って入れてもらおうとする時点で
ゼレンスキーは負けているのだし
彼の立場は土台から崩れている
ヴァンス副大統領のイチャモンに対して
ロシア語で侮蔑文句を吐いたのがマイクで拾われていたが
ここはどうしてもウクライナ語で吐くべきだった
ウクライナ語の不得意なロシア文化育ちが露呈してしまっては
プーチンから深く深く送り込まれた工作員であることが
そろそろバレてしまうよ
と諸葛孔明なら助言をしてやっただろうに
ゼレンスキーの任務は
ウクライナに英仏独を引き込んで
じわじわと衰弱させ
弱体化したヨーロッパを内部のイスラム勢力によって喰わせ
イスラムも平気で取り込めるロシアや中国やアメリカによって
ヨーロッパ全土を分割させることである
このためには
英仏独がいきり立って戦争に前のめりになることが望ましい
今のところ
事はうまく進んで行っていると言える
世界中を植民地化して荒らし回ったヨーロッパを
徹底的に如何に潰すか?
そこに人類的な真の課題があり
このためには
13世紀に一度はモンゴル人に滅ぼされた
スラブ人とハザール族を戦わせて
モンゴル人よりも先にヨーロッパ侵略を行った
ポーランド人やリトアニア人や
ゲルマン民族やハンガリー人やブルガール人なども巻き込んで
ヨーロッパから派生した鬼っ子のアメリカを活用するのが理に適っ
もちろんモンゴル人の後にヨーロッパ侵略を目指したトルコ人も
ここには大いに復活参戦してきてもらいたい
トルコ人はかつては
セルビア人やブルガール人やクロアチア人や
スロヴェニア人やアルバニア人やハンガリー人を征服し
ウィーンまで到達したが残念ながらそこで財源が尽きてしまった
かつてのモンゴル人やトルコ人の役を担うのは
現在ならばどこか?
たぶん
ヨーロッパにすでに入り込んでいる者たちが
内部から生活文化的に崩していくのが
もっとも有効だと言えるだろう
トランプによって新生したアメリカが
ケネディ暗殺後のDS支配体勢に向けて維新を起こし
賢明にもサッとウクライナから身を引き
英仏独にウクライナへの財源と兵力の蕩尽を負わせて滅びさせてい
建国時の才気を思い出させる楽しさではないか
そもそもアメリカほどイギリスの敵だった集団はないのだし
「敵が間違いを犯して滅んでいく時に邪魔をするな」
とナポレオンは
言ったとか
言わなかったとか
アジア諸国や
中東諸国や
アフリカ諸国は
この言葉を思い出して
今こそ賢明に
邪魔をせずに
ヨーロッパの死を見つめておくべきだろう
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