2026年4月5日日曜日

摩擦の消滅

 


 

忙しくて記さなかったが

数日前

眠りから覚めるとき

半醒半睡のなかで

次のような啓示が来た

 

 

現象界と非現象界では

さまざまな流れが絡まりあい

もつれあって

つねに一時的な構造形成が生じては

また解れ

次の構造形成に向かう

 

絡まりあいもつれあう

どの流れにもしがみつくことなく

流れから流れへ

必要に応じて臨機応変に移り

流れたちの力とスピードに乗って

恐れることなく

どんどん進んでゆけ

 

ときに

速すぎると感じられても

けっしてブレーキをかけるな

 

速いときには

その速さとなって

遅いときには

その遅さとなって

流れたちの肌の上を滑っていけ

 

けっしてブレーキをかけるな

アクセルも踏むな

もっとも重要なことは

これである

 

そうして

あらゆる知と

非知を

当座当座に便利に使いこなせ

 

あらゆる情報を

古い自我を抜きにして

すなわち

偏見なしに

批判なしに

ただ風景として

温度として

湿度として

宇宙線のように受けとめよ

 

それは

情報を採用するということではない

情報受けとめ板を

ひたすら感光させておき

いくつかはすぐに利用してもよいし

いくつかは数億年後に利用してもよいという

超越的な対応をせよ

 

絡まりあいもつれあう

どの流れに対しても

摩擦を生じさせるな

流れから流れへ移る際にも

摩擦を生じさせるな

 

また

情報と受けとめ手の「我」のあいだにも

摩擦を生じさせるな

 

古来

「覚醒」や「目覚め」や

「悟り」などと呼ばれてきたものは

あらゆるものに対しての

摩擦の消滅である

 

 

経典の書き手ならば

「如是我聞」などと但し書きしてから

記したようなことだろう

 

この啓示を

なにかのきっかけと

することができる人びとへ

手渡しておこう





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