2026年8月28日金曜日

立秋大学!

 

 

 

8月7日のことだから

もう

済んでしまっているのだけれど

立秋

という日がある

 

日本の古い暦では

この日から

秋がはじまってしまう

 

日本でなくても

東アジアでは

むかし

これは共有されていた

 

古い暦の感覚は

現在でも

奇妙なほど正確なところがあって

立秋の頃には

まだ暑くて

夏のどまんなかのようでも

暑さの奥で

空気感の裏側で

しっかりと秋が入り込んできているのが

感じられる

 

暑さが続いているから夏

ではなくて

暑さが続いていても

もう

秋

という感じが

ただ空気の中にいるだけで

ただ空を見上げるだけで

ただ遠くの景色を眺めるだけで

なんとなく

わかってしまう

それを

あと支えしてくれるのが

旧暦

なのだ

 

立春も

立夏も

立冬も

どれも感慨ぶかいのだけれど

立秋というのは

あじわいにおいて

いちばん感慨ぶかい

 

ヘンな言い方に聞こえるかもしれないが

いつからか

立秋大学

ということを

思うようになった

 

立秋大学に入る

 

立秋大学が始まる

 

なにか

べつの区切りの季節に

入っていく

日

であるかのように

 

それで

毎年

8月7日頃になると

 

ああ! 

立秋大学!

立秋大学が始まる!

 

などと

つぶやいてしまうのだ

ひとり

 

たった

ひとりで

 

 

 

 


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