私は私の無知を選んだ。
スタンダール
ただ人類を観察するために
地球に来ている
ついでに
自然界のいろいろなシステムや
それにつながる
細部の数々も
いわゆる神の摂理とやらや
人間個々や集団を統御するらしい
いわゆる宿命とやらも
いわゆる運命とやらも
(宿命と運命とを区別して使うことに
やけに固執する人もいるが
浅薄なスピリチュアル系に多い)
わたしの他にも
きっと
こういう人は多いだろう
こんなわたしたちは
とにかく
人類観察が任務であるからして
境界を設けることなく
ありとあらゆる表象を網羅的に見聞きし続ける
お好みなら
レプリゼンテーションと呼んでもよい
昔はモリエールのように
人の集まる床屋で噂話に聞き耳立てていたり
聖ヒエロニムスのように
四六時中とにかく本の虫になっていればよかったが
昨今はインターネットだの
SNSだのYouTubeだのと
観察範囲を広げざるを得なくなって
忙しいことといったら
とほうもないのだが
人間の作る表象などというのは
なんらかの型にすぐ嵌まっていくもので
型というものをなによりつまらなく息苦しく感じる者には
「恋愛のマニュアル 星占いも
そろそろ飽きたし」
などと
Every Little Thingの
「出逢った頃のように」みたいに
言いたくなること
しきり
https://www.youtube.com/watch?
とはいえ
せっかく核戦争か?と期待を抱かせられた
インドvsパキスタンのごたごた
「おまえら、どっちも儲からんだろが?」
とトランプに言いくるめられ
サッと消火されてしまいはしたものの
それでもインドが買って使っていたフランス戦闘機ラファールが
みごとに5機とも撃墜されたのが知れたというのは
第二次世界大戦以降初といわれる
国家間の大規模な空中戦での収獲のひとつだった
ラファールを撃墜したのは
パキスタン空軍が配備していた
中国人民解放軍のPL-15長距離空対空ミサイルと
やはり中国の戦闘機J-10(殲撃十型、Jian-10、歼-
期せずして軍事兵器万博となった2025年春期印パ紛争において
フランス(たぶんヨーロッパ全体)の兵器産業のダメダメさと
中国人民解放軍の兵器の優秀さが全世界にわかってしまったのは
この五月の最大の人類的ニュースのひとつであろう
しかも落日の日本国の自衛隊が配備している型落ちファントムは
今回撃墜されたラファールと同レベルでしかないという
極東にとってじつに楽しいおまけ付きである
戦う前から戦闘機では中国に負けているのがわかったんだから
敵国となるであろう中国からこの際買い直すことにしたら?
という喜劇に発展していくわけだ
アメリカの手のひらの上でだけ転がされ
小馬鹿にされていたぶられていくのが日本国の幇間ぶりかと思った
近ごろはすっかり中国の手のひらでも転がされるようになり
もしこういう体たらくから抜け出そうとするなら
残っているのはお得意の一億玉砕ばかりだろうけれど
ひと昔前と違って玉砕するだけの体力も精神力もないのだから
せいぜいナマコのように喰われていくのがいいところだろう
人類観察上のもうひとつおもしろいお話として
発表ほやほやのものを加えておこうか
これもまた
オータニショーヘイよりも連日ニュースの中心となっているトラン
なんとなぁんと
予防医学のリーダーで脱医療ビジネスの活動家医師である
ケイシー・ミーンズ(Casey Means)医師が
アメリカのSurgeon General(公衆衛生局長)に指名された
アメリカ中の医者のトップに立つもので
いわば全米医師会の代表である
彼女には
「GOOD ENERGY(グッドエナジー) セルフケアでつくる最強の『代謝力』」
という著書があり
体調の不良は代謝が悪くなっているせいで
安易に薬を飲むな
安易に医者にかかるな
病気の根源は同じであり
元を正せば自然に全体は整う
大手悪徳製薬会社らがひたすら儲けのために
人びとを薬づけにして病気にしているのを
現代は医学と呼び慣わしているに過ぎないのよ
と強力に説く反製薬会社本で
これを読めばおおよそ主張はわかる
(Amazonでも楽天でもすぐ買えるよ)
スタンフォード大学出のエリート外科医だったが
アメリカの医療に疑問を抱くようになり
医師免許を捨てて医療関連の会社経営や
本の執筆に入った人だった
ロバート・F・ケネディ・ジュニアが
HHS(保健福祉省)長官になったのと同じくらい
奇跡的な人事で
このふたりを見るだけでも
トランプの歴史的な偉業は讃えられるべきだろう
わたしの言う人類観察というのは
こうしたネタを
ひとつひとつ拾って翫味していくことを言うが
どういうわけか
これらは日本のマスメディアでは
まず報じられることがない
SBIホールディングスの北尾吉孝会長が
政府の(もちろん故意の)愚鈍な米不足対策を批判するついでに
日本のテレビのあまりの低劣さやくだらなさについても一喝したが
ナメクジに人間になれと求めてもしょうがない
とわたしなどは思っているので
北尾吉孝会長のように率直にマスゴミを批判するという遊び心は
とうの昔に捨て去っている
そういえば
これも日本では報道されないだろう
ということのひとつに
アメリカはパレスチナ国家を承認し
イスラエルのネタニヤフとの関係を断つ
とトランプが告げた
というエルサレム・ポストのニュースがあったのだが
はたして飛ばしの類なのか
捏造なのか
はたまた真実なのか
そこに噛みついてもらうのも
もともとはマスコミの任務だと思うのだが
なんせ
連中はただのナメクジだからね
なぁんにもしないだろうね
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