夏の気温が上がり
上がり
さらに上がっていくと
それだけで
特別なお祭りの真っ最中
のように感じ
うきうきしてしまう
出続ける汗は
たしかに面倒ではあるが
日に何度もTシャツを着替えて
ふんだんに汗を吸わせよう
と決めれば
なんこともない
ワイシャツを着て
外出している時には
着替えようもないので
それはそれ
あきらめるしかない
と思えば
これはこれで
なんのこともない
一日のうちでも
気温自体がけっこう上下するし
どこからか
ふいにいい風が
吹き込んできたりもして
暑いからこそ
敏感になる感性もある
暑さに参っている人を見るのは
けっこう楽しいものだ
36度や37度の暑さを
汗はかきつつも
平気で受けとめていられる体力には
その人のそれまでの心がけが
しっかりと織り込まれている
なにかというと
日陰で休憩だとか
冷たい飲み物や氷だとか
不活発にクーラーの効いた部屋で
うつらうつら休んだりとか
そんな生き方の果てには
ひたすら衰弱していく老いしか来ない
そんな人たちにつき合うのはやめて
ちょっとでも太陽にあたり
乾いたアスファルトの上で靴裏を焼きながら
ひとりで夏草のわきを歩いて行こう
水だけはいっぱい手に提げて
汗を拭くタオルもふたつは用意して
生き生きと生きていられる時だけの特権の
夏の陽光の下のそぞろ歩きを
ぞんぶんに楽しむことにしよう
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