木製の階段上のもので
ヨーロッパの教会でよく見かける
神父が上って
説教をする台のようにも見える
家の二階ぐらいの高さまで
階段が続いていく
自由に階段を上って
いちばん最後のところまで
行って見てみる
ことができるようだ
「何だろうね?」
「何に使った階段だろうね?」
「上まで行っても
べつにおもしろくないけどね」
などと喋りながら
ふたり連れや
家族のグループが
階段の前で見上げていたり
実際に上って
端っこまで行ってみたりしている
どこか気になって
立ち止まって
わたしもしばらく見ていたが
やはり何のためのものか
わからないので
ほかのところへ移ろうとして
離れようとしたら
なんとわたしの立っていた足元に
ちょっと小さなプレートがあり
この台についての説明が書かれていた
「長期間処刑台として使用
階段を上らせて
最後のところで押し落して絞首する
街の治安維持の象徴として
地区ごとに一台設置され
てるてる坊主
と呼ばれて
市民に親しまれた
失敗は一度もなかった」
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