その交番のわきの坂には
みどり色の網柵が上まであって
この夏も
いろいろな雑草が茂り
ヤブカラシや
昼顔や
カラスウリが
柵に巻き付いて
夏草のにぎわいが楽しかった
ところが
今週のこと
台風の影響から
やけにムッと立ち込めた湿気のなか
坂を上り出すと
やけに網柵がサッパリしているので
よくよく見なおすと
おやまあ
なんとまあ
あんなに繁茂していた夏草が
すっかり
取り払われてしまっていた
これから数週間
つぎつぎに咲くと見えた
昼顔のつぼみの数々や
毎週レースの花を開いていた
カラスウリも
いろとりどりの粒々が寄り集まった
ヤブカラシのつぼみも
なにもかも
みいんな
すっかり
取り払われてしまっていた
雑草だから
ぜんぶ取り払ってしまうという
考えが
いかにも市民的なりと
いかにも秩序を保つ努力なりと
いかにもきれい好きなりと
大手を振って網柵を通過していったと
見えた
死ね
滅びよ
おまえの子々孫々
夏草の刈取りを決め
実行した
行政よ
市民よ
きっと
殺人ワクチンを
信じ込んで打ってもいるだろう
死ね
滅びよ
おまえの子々孫々
ワクチンと呼ばれた
計算された毒薬で
おまえの娘や孫娘は
しっかりと不妊になり
生まれた子には
将来的な不健康とはやい死が
約束されている
死ね
滅びよ
おまえの子々孫々
それだけの
理由はちゃんと
おまえには
あるから
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