2025年7月16日水曜日

あんなに繁茂していた夏草が


  

 

その交番のわきの坂には

みどり色の網柵が上まであって

この夏も

いろいろな雑草が茂り

ヤブカラシや

昼顔や

カラスウリが

柵に巻き付いて

夏草のにぎわいが楽しかった

 

ところが

今週のこと

台風の影響から

やけにムッと立ち込めた湿気のなか

坂を上り出すと

やけに網柵がサッパリしているので

よくよく見なおすと

おやまあ

なんとまあ

あんなに繁茂していた夏草が

すっかり

取り払われてしまっていた

 

これから数週間

つぎつぎに咲くと見えた

昼顔のつぼみの数々や

毎週レースの花を開いていた

カラスウリも

いろとりどりの粒々が寄り集まった

ヤブカラシのつぼみも

なにもかも

みいんな

すっかり

取り払われてしまっていた

 

雑草だから

ぜんぶ取り払ってしまうという

考えが

いかにも市民的なりと

いかにも秩序を保つ努力なりと

いかにもきれい好きなりと

大手を振って網柵を通過していったと

見えた

 

死ね

滅びよ

おまえの子々孫々

夏草の刈取りを決め

実行した

行政よ

市民よ

 

きっと

殺人ワクチンを

信じ込んで打ってもいるだろう

 

死ね

滅びよ

おまえの子々孫々

 

ワクチンと呼ばれた

計算された毒薬で

おまえの娘や孫娘は

しっかりと不妊になり

生まれた子には

将来的な不健康とはやい死が

約束されている

 

死ね

滅びよ

おまえの子々孫々

 

それだけの

理由はちゃんと

おまえには

あるから

 

 

 




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