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あなたの
生きかたが
好き
松本隆 「赤いスイートピー」
♪春色の汽車に乗って
海に
連れていってよ……
と
イヤホンで聴きながら
表参道を
歩く
歩いていく
どんな色だろう?
春色って?
43年前の
松本隆の歌詞が
2025年の11月のわたしの耳を
色づかせる
やさしく
春色の汽車……
なんて
日常の
あれこれの
シチュエーションのなかでは
ちょっと
口にできないような表現を
あたりまえに
現出させてしまうのが
ポップス言葉の
いいところ
このふたり
もう汽車に乗って
春の海に
向かっているところか……
と
うっかり
想像
してしまいかねないが
よく
聴き直すと
♪四月の雨に降られて
駅のベンチで
ふたり
ほかに人影もなくて
不意に
気まずくなる
と歌われていて
歌のなかでも
「春色の汽車」は
女の子の想像のなかを
走っていくに
過ぎない
いいところ
ここが
歌を聴いている側にも
歌のなかの女の子にも
「春色の汽車」なんか
じつは
なくって
どんな色だろう?
春色って?
春色の汽車って?
と
ずっと
思わせながら
言葉を
いろいろ乗せて
メロディーだけが
流れていく
「春色の汽車」という
言葉こそが
旅に
出ていく
そうして
♪こころの岸辺に咲いた
赤い
スイートピー
どうして
赤いスイートピー
なんだろう?
♪線路のわきの
つぼみは
赤い
スイートピー
と
まだ
歌のなかでも
開いて
いないのに
こころの岸辺では
咲いた
こと
に
されていて
赤い
スイートピー
https://www.youtube.com/watch?
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