外の気温は
最高では36度や37度に達した
という
あいかわらず
たしかに暑い日だったが
冷房を入れずに
どの部屋の窓も大きく開けていると
風がひっきりなしに
南から入り
不快な暑さではなかった
北側にある玄関の戸を
ドアガードを使って
少し開けたままにしているので
南から北へ
つねに風が抜けていく
海辺のテラスででも
風に吹かれているような感触がある
夜も遅くなると
ぐっと涼しさを増して
風が吹き込むようになった
低気圧が入り込んできてもおらず
空気は熱いままのはずなのに
どこから来る涼しさなのか
カーテンの両端を固定リングから外して
窓の真ん中に
すこし広げつつカーテンをまとめ
窓の両側を開け放しておくと
風はもっとよく入ってくる
カーテンの端が
風にあおられて揺れ続けているが
この揺らめきこそが
人類が求め続けている永遠の形象のひとつのように
ありありと見えている
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