五木寛之の
『忘れ得ぬ人 忘れ得ぬ言葉』*を
Kindle版で読んでいた
藤澤武夫の章を読んでいた
世界のホンダの
技術面はもちろん
本田宗一郎だったわけだが
彼が手を結んだ
藤澤武夫に
販売や営業など
経営面は一任されていた
このふたりの二人三脚があってこそ
世界のホンダになった
と
五木寛之は書いている
藤澤武夫は
陽の当たる場所に出ることは
けっしてなく
「黒子に徹した」とも
五木寛之は書いている
藤澤武夫は
副社長の地位を退いてからは
芸術や文化に情熱を寄せ
若い学生のように
特に最近の小説などに熱中していた
という
藤澤武夫にも
五木寛之にも
ぜんぜん関係ないことなのだが
この文章中の
「黒子に徹した藤澤武夫」
という表現を見ながら
しきりに
「黒柳徹子」が
思い浮かんでならなかった
どうしてだろう?
と
しばらく考えるうちに
わかった!
「黒柳徹子」に使われている文字が
「黒子に徹した藤澤武夫」には
ほとんど
使われていて
こちらの意識の底で
勝手に
アナグラムが
始まってしまっていたのだ
いつもこうだから
わたしが読書する時は
なにかと
時間を食ってしまう
「黒子に徹した藤澤武夫」
に
ないのは「柳」だけ
「柳」はないけれど
「黒子に徹した藤澤武夫」
に
「藤」はある
じゃあ
「黒藤徹子」
とか
「黒子に徹した柳澤武夫」
とか
できちゃうなあ!
と
アナグラムを
超えて
日本語ことば遊びが
また
わたしの頭のなかで
勝手に
はじまっていく
いつもこうだから
わたしが読書する時は
いよいよ
無限に
時間を食っていく
ぱくぱく
*五木寛之『忘れ得ぬ人 忘れ得ぬ言葉』(新潮社、2025)
0 件のコメント:
コメントを投稿