8月7日のことだから
もう
済んでしまっているのだけれど
立秋
という日がある
日本の古い暦では
この日から
秋がはじまってしまう
日本でなくても
東アジアでは
むかし
これは共有されていた
古い暦の感覚は
現在でも
奇妙なほど正確なところがあって
立秋の頃には
まだ暑くて
夏のどまんなかのようでも
暑さの奥で
空気感の裏側で
しっかりと秋が入り込んできているのが
感じられる
暑さが続いているから夏
ではなくて
暑さが続いていても
もう
秋
という感じが
ただ空気の中にいるだけで
ただ空を見上げるだけで
ただ遠くの景色を眺めるだけで
なんとなく
わかってしまう
それを
あと支えしてくれるのが
旧暦
なのだ
立春も
立夏も
立冬も
どれも感慨ぶかいのだけれど
立秋というのは
あじわいにおいて
いちばん感慨ぶかい
ヘンな言い方に聞こえるかもしれないが
いつからか
立秋大学
ということを
思うようになった
立秋大学に入る
立秋大学が始まる
なにか
べつの区切りの季節に
入っていく
日
であるかのように
それで
毎年
8月7日頃になると
ああ!
立秋大学!
立秋大学が始まる!
などと
つぶやいてしまうのだ
ひとり
たった
ひとりで
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