2026年8月28日金曜日

September さよならの国


 

 

9月といえば

思い出す

 

こんな歌

 

バルバラの

「セプタンブル(Septembre)」

 

「9月」

という題名だが

「なんてきれいな時(quel joli temps)

という副題がついてもいる

https://www.youtube.com/watch?v=el5Mm0oRmi0

 

これは

すごく若い頃

フランス語を学び出して

まだ間もない頃

ラジオのフランス語講座で

はじめて聴いた

 

この歌を選んで

ラジオで流してくれた先生は

林田遼右か

安田悦子では

なかったか

 

9月の別れを歌っているのに

それまで聴き知っていた

他のシャンソンとは

ずいぶん違う

軽いタッチの曲想が新鮮で

心に残り

9月になるたび

思い出す

 

日本のポップスでは

竹内まりやの「September」も

あった

 

https://www.youtube.com/watch?v=3wkxIBBP7Vg

 

https://www.youtube.com/watch?v=3Nd6tQHvgiI

 

1979年のこの歌も

軽快なタッチで9月のわかれを歌い

人生のすべての場面が

気の利いた編集をされたテレビCMのように聞かされる

竹内まりや節を

よく

出していた

 

博報堂の雑誌「広告」に

北中正和が書いた

「松任谷由実が切り開いた中産階級ポップス領域を、

ひとまわり若い希望にした癒しの新人。

アメリカ留学の経験を生かしたカラッとした個性で人気を集めている」

という評を見て

なるほど

そういうものかな

と思わされた

「中産階級ポップス領域」という

冷徹で皮肉な表現が

面白かった

 

竹内まりやの「September」は

松本隆の作詞だけあって

あちこち

言葉が効いていた

 

あれこれ

安手に薄い短い夢を見続けたい

中産階級の若者にふさわしい程度の

華やかさの

軽快な曲に乗って

わかりやすく

簡単だが

効き目のみごとな言葉が

繰り出されていた

 

September そしてあなたは

September 秋に変わった

わたしひとりが傷つくことが 残されたやさしさね

September そして九月は

September さよならの国

トリコロールの海辺の服も 二度と着ることはない

 

それにしても

September さよならの国」

とは

よく言ったものだなあ

感心させられる

 

わたしにとっては

Septemberはむしろ

いつも

新しい出会いの国

だった

けれども

 

 


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