駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2013年9月20日金曜日
秋の草になりきるまでは
秋の草が
秋の草になりきるまでは
まだ間があるものの
そのあいだも
時の奔流はやまず
すべきことひとつひとつが済むと
どう生きようかと
はげしく
迷っている
いくらでもすべきことはあり
すべきことを
放棄する一瞬の選択こそ
すべきこと
どう生きようかと
はげしく
迷っている
どう捨てようかと
秋の草が
秋の草になりきるまでは
まだ間があるものの
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