12月8日23時15分に
青森沖でM7.6の地震が起きたが
22時12分の時点で
東京にいながら
ひどい目まいに見舞われた
目まいというより
まわりの光景が歪んで溶けていくような
激しい感覚で
脳内に異常が生じたのかと思った
地震の前にはよく
ひどい眠けや疲れに襲われたり
眼球の痺れるような疲れを感じたり
眼球と脳のあいだに硬い眠けのようなものを感じたりするが
今回のように
まわりが歪んでいくのが見えるほどの現象は
初めてだった
これは地震が来るな
と思ったが
案の定
23時15分に
東京のマンションにいても
船に乗っているように揺れはじめた
このことより興味深かったのは
午後に帰宅した際
必要もなかったというのに
なぜだか
YouTubeで
東日本大震災の際に撮られたさまざまな記録動画を
たくさん見続けたことだ
当時の地震の際に
各地でいろいろな人が撮った被災の動画を
今になって見ようという特別な興味もなかったのに
そして
暇でもなかったのに
気づくと数時間ほど見続けてしまっていた
ちゃんと目覚めていながら
YouTubeを開いて
あえて東日本大震災の動画を次々選んで見続けるという動作が
わたしの意思によるのでなしに
すっかり操作されているかのように
数時間続いていた
興味深いというより
むしろ
恐ろしいと思うべきことかもしれない
わたしの行為自体が
わたし自身の意思を離れて発生し
夜に起こる地震に向けてイメージの準備をしていた
という気がする
もちろん
12月8日23時15分の地震は
東日本大震災ほどの被害はもたらさなかったので
わたしの自動的な行為がイメージの準備をしようとしたのは
これから来る
よりいっそうの壊滅的な地震に向けてであろう
と推測される
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