先祖霊への感謝と
血縁のない諸々の霊への感謝に
いつものように
線香をあげていたら
死者たちは
火葬されるのをとても喜んでいる
との認識が降りて来た
火葬されないままに
遺体が腐敗して崩れていくのも
それはそれで
じつは気持ちよく感じているらしいが
火葬されてカラカラに骨にされてしまうのが
ちょうど
伸び過ぎた髪の毛を切って
サッパリするような感じになるらしい
人間の本体は肉体にはないので
衰えた肉体は
伸び過ぎた爪や髪の毛や
さらには垢のようなもので
それらがすっかり本体から落されていくのは
とても気持ちがいいらしい
先祖霊というと
数十年や百年ちょっとの家系の先祖のことを
想像させがちだろうが
先祖というのは遡っていけばきりがない
すぐに数千年前の先祖や
数万年前の先祖や
数億年前の先祖に繋がっていく
感謝すべきなのは
そのぐらい古い先祖にむけてである
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