気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
六月になったので
月ごとの短歌を屏風に配したものらしい
藤原定家の
『女御入内御屏風歌』の
六月を見直してみる
わけゆけば夏のふかさぞしられける杜の下草すゑもはるかに
ハッと
させられるのだ
しばらく
森や
繁った草原に
分け入っていくことを
していなかった
と
夏のふかさにも
鈍感に
なっていなかったか
夏のふかさの知られるような
分け入りかたを
森や草原だけでなく
なにに対しても
しなくなっていなかったか
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