駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2013年6月26日水曜日
本体
時間を〈経〉たせ
日々を〈暮れ〉させ
起こることを〈過ご〉させ
生き続けていくほどに
疲れ切っていくほどに
世の動きに翻弄され
不都合や病に苛まれ
ついにはわずかの息と
時どき飲み込まれる唾
目の緩い動きだけになって
なおさら強く
いよいよ著く
若返っていくもの
やわらぎ
敏感になり
みずみずしくなり
無限の開かれへ
顕かに
太く
たくましく
育ち続けていくもの
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