結晶過程の無が
(無
(なのに
(白く見え
(よく見つめると透明なのがわかるものの
(一定以上の距離をとると
(白く見え
しかし
風に揺らいでいる
のどかな
昼過ぎ
どんどん大きくなるばかりだった腕時計を
はめていないことに気づいたが
かまわない、もう
手帳が気になる
過ぎていった日々の
ページ
ページから
芽生えてくる薄みどりの茎が
気づかわれて
会わなかった人たちが押し寄せる日の前に
見知っていても
交流しなかった人たちの
押し寄せる日
開く
大きな花火の芯から
となりの花火の芯に通る
軸のようなもの
花火軸
無数にそれらが宙を走っているのが見える
昼日中でも
だから
分散や散逸と見える様を
心配する必要はない
そう、
イメージが伴わないものを
出来そこないとか
二流のものと感じる人種の時代も
そろそろ
本当に終わりだ
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