駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2014年7月3日木曜日
若すぎる秋
日に日に暑さの
増していく
若い夏の頃ながら
温度のすこし
下がる夜もあり
虫の音なども
まだ細い声ながら
やはり若く
そこここに聞こえれば
はやくも
秋を思わされる
まだまだ
出番は先なのに
舞台の袖から
片顔だけ
のぞかせる
若い秋
心配性で
生真面目な
完璧志向の役者
若すぎる秋
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