2014年7月24日木曜日

ユダヤ教ラビ、ドブ・ライオルほか


  
  イスラエルの家よ、聞け。
  わたしがお前について語るこの挽歌の言葉を。
  娘イスラエルは倒れて、二度と起き上がれず、
  自分の地で見捨てられて、
  彼女を起こす者は誰もいない。
   (アモス書5-1)





シオニスト入植地キリヤト・アルバに
ドブ・ライオルというユダヤ教のラビがいる

彼が7月23日に出した教令は
「ガザ地区のすべてのパレスチナ人を殺害せよ
「住宅を全壊せよ
「ガザ地区全域を空爆せよ
「ガザ地区への電気と水の供給を停止せよ
という内容だった

他にもすでに
四人のユダヤ教のラビが
パレスチナ人殺害許可を出している

人類というものはたゞおぞましく
あらゆる言動は汚辱に塗れ
多民族や他国人どころか
隣人やあらゆる他人を無視し
蹂躙し搾取し
追放し殺害するのを楽しむ
そんな本性に突き動かされ続ける
ひとかけらの存在価値もなく
地上と宇宙にたゞ害悪のみを齎す
そんなつかの間の存在なのは知れたことで
なにを人類がなそうと
なにが起ころうと
いまさら
驚いたり怒ったりするほどのこともないが
それでも
人類の深層の集合意識は
みずからを善であるかのように
思い込みたがって蠢いている

パレスチナ人をすべて殺害し
ガザを破壊し尽くせというイスラエルの勝手な教令は
人類の自己粉飾の欲求にはなはだしく抗う
これほどの不愉快な言辞に
もはや人類の深層意識は堪えようとはしないだろう
今年のガザ地区への攻撃は
これまでにもまして
人類の深層意識に
決定的な動きの開始を齎しつつある
自己粉飾欲をはなはだしく損なうイスラエルを
人類は切り離すことを決定するだろう

ことさら祈る必要も
抗議する必要もない
抵抗する必要もない
イスラエルにはもう救いは永遠に来ない
もはや誰にも止められない悲惨が到来するだろう
人類がイスラエルを許すことはもうない
もはや取りかえしはつかない
彼らは二度と人間とは見なされず
地上で優位を気取る異物とのみ看做されるだろう
そのままにしておけばよい
彼らが行うことを見続け
言うことを聞き続け
こちらはなにも行わず
反論せず
抗議せず
抵抗せず
放っておけばよい
交易を望んでくるなら相手をしておけばよい
深部でもう彼らは切り離されている
人類の養分はもう彼らにはまわらない
彼らに怒りや恨みを向ける必要はない
彼らの消滅への時計はつよく刻まれはじめた
それを人類は望む必要はない
すでに深層の意識の中でたいへんな力で流れはじめている
地上のはかない生の渦中にある脳たちが
そこへわざわざ意識を向ける必要はない
それらは自然であるかのように進み
やがて来る
風のように
波のように
到来する
これまでの歴史のなかで
滅びるべきものや
唖然とするほど悲惨な末路を迎えるものが
まさしくそうなっていったように
手加減なく
呵責なく
徹底的に砂や埃の粒子となるまで
イスラエルはみずからの神にさえ見捨てられていく
たゞのひとりも
文化や習俗のたゞの一片も
宇宙の記憶に残されることはない
これほど人類全体に嫌悪され
捨てられ切り
ひどい腐臭を放つもののように
不愉快に歪められた顔でのみ扱われる群れはなかった
決定的な動きはもう動き始めてしまった
流れが止まることはもうない
激しくなるところも
ゆるやかになるところもあるが
流れが巨大な滝壺に向かうのをやめることは
もうありえない





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