たしかにその人たちの自由には違いない

  

友だちや親しい人たちとは毎日のように連絡をとり

クリスマスはもちろん

夏の休暇やハローゥインの時にも

なにかと集まってはパーティーや飲み会

食事会

そんなふうにつき合うものだと思ってきたし

生きるということはそんなふうにしていくことだと思ってきたので

毎週のように忙しいけれど

相手に合わせるのが礼儀だとちゃんとわかっているので

じぶんのことなど呼ばないでくれ

声もかけないでくれ

邪魔しないでくれ

そう顔に書いてある人たちや

そんなオーラ出しまくりの人たちには

もちろん絶対に誘いなんか出さないし

電話やメールでの連絡なんかもなるべくしないようにと

いつも細心の注意をしている

毎日のように集いや祝祭に明け暮れていて

寛大でおだやかで饒舌なぼくが

極力連絡をしないように努めている人たちは

実際よっぽどの閉じ籠もり主義者か

人間嫌い標榜家か

近寄るだけですべてが酸っぱくなってしまうような

自己愛耽溺家なのだけれど

そんなふうに生きるのも

たしかにその人たちの自由には

違いないのだものね