2019年7月4日木曜日

あゝ、世界というものの見方をわたしは



なにを見ても見飽きないから
特別になにかを見に行く必要もない

先週はずっと
カーテンを見ていた

以前から気になっていたのだが
あらためて見なおすと
畏れを抱かずにはおれないような威容がある

幼児はよくカーテンを恐れるが
無用の想念に邪魔されずに見つめれば
たしかに
カーテンは次元を異にしたなにものかだとわかる

風や空気の流れに揺らされていないときのカーテンは
揺れるものとはとても思えないほどの
頑とした物質に見える

ところが
それが
風に揺れ
空気の流れに揺れるとき
見ると
あまりにつよく衝撃を受けるので
あゝ、世界というものの見方を
わたしはすっかり変えてしまわなければいけない!
また
反省させられる



0 件のコメント: